風色日向さんの歌を聴け

もしかして、ベルサイユのばら 宝塚歌劇団宙組

完璧な役者などといったものは存在しない。

完璧な絶望が存在しないように。

歌も踊りも演技も荒削りだが見ているだけで心が躍る、伸び盛りのダイナミズムが大きな魅力の風色日向さん。

芸名の読み方が分からなかったり、愛称が先行して顔と名前が結びつくまで時間がかかることも多い中、透き通る笑顔と陽だまりのような存在感が印象的で真っ先に覚えたひとりだ。

宝塚大劇場では足裏の感覚を取り戻すように務めていた「Le Grand Escalier」の舞台、東京宝塚劇場に来て伸び伸びとした姿が帰ってきたのはとても嬉しかった。

今秋の宝塚バウホール公演「MY BLUE HEAVEN-わたしのあおぞらー」はそんな明るい個性が存分に発揮されそうで、すでに胸の高鳴りが抑えられないでいる。

作・演出は「Le Grand Escalier」に続き齋藤吉正先生。

子供の頃、夕暮れに友達と別れて我が家へ帰るときの、寂しいようなほっとするような郷愁へ風色さんの歌う「私の青空」がいざなってくれるに違いない。

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