桜木みなとさんマンダトリー

もしかして、ベルサイユのばら 宝塚歌劇団宙組

朗報もあった。

宙組特別公演「Le Grand Escalier」のセルソフトが鋭意制作中とのことだ。

私は記録メディアの購入に積極的な方ではない。

舞台は生き物で同じ公演でも回により調子の良し悪しがあり、ロングランともなれば出演者の表現も変わってくる。

特に自身が劇場で見た公演は、そこに至る過程、ひとりで見たか誰かと一緒だったか、どんな話をしたかなどまつわる記憶が最高の記録だと思っている。

現在制作中ということは収録は東京宝塚劇場だろうか。

宝塚大劇場では長らく舞台に立っていなかったこともあり、特に目立つ場面の多い下級生ほど硬さを隠しきれないのが伝わってきた。

その中で孤軍奮闘と言っても良いほどの存在感で光っていたのが桜木みなとさんだった。

時折組子に投げる視線に湛えた柔らかな気遣い、観客に向ける満開の桜のような笑顔。

桜木さんも同じ宙組生で、上級生ゆえの重圧は計り知れなかったことは想像に難くない。

舞台人として舞台に立つ以上、最高のパフォーマンスを見せることの大切さを自身の姿で示しているように感じた。

東京宝塚劇場へ来て全員が少しずつほぐれてくると、さらにひとつ階段を上がり貫禄で魅了、観客と一体になって盛り上がる場面ではすぐ側まで心を下してくれているようで、見ているこちらが笑顔で泣けてしまった。

泰然自若なリーダーほど頼もしい。

桜木みなとさんは必要不可欠な存在だと思う。

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