もしかして、ベルサイユのばら

もしかして、ベルサイユのばら 宝塚歌劇団雪組

ブログを読んでくれている遠方の友人から「随分気取ってるね。普段の感じと違ってある意味面白いけど」と言われた。

誰の目に触れるか分からないのでそれなりに言葉の選択には気を遣う。

結果、当たり障りのない内容になってしまっていることは否めない。

運営会社の管理下に置かれるブログサービスにしなかったのは自由度を保ちたかったからで、ブロガーになりたいわけでも新しい友達が欲しいわけでもなく、声高に独り言を叫びたいだけだ。

今日はこれまでと趣向を変えてみようと思う。

推定18%の観客は薄々感じている気がするのだが、劇場やライビュや配信、初見か否かを問わず、これから見る予定がある方は続きを読むと邪念が入ってしまう可能性があることは記しておく。

読むか読まないかは個人の自己責任、私は与り知らない。

残すところ10日となった雪組東京宝塚劇場公演「ベルサイユのばら」のラストシーン近く。

目の前に近づいている死を覚悟し何も口にしない夢白あやさん演じるマリーアントワネットに、野々花ひまりさん演じるロザリーがスープを差し出す。

静寂が劇場を支配し、観客は涙を流しまた堪えながら迫真の演技に見入る。

舞台中央で虚空を見つめるような夢白さんが御仏のようで美しい。

マリーアントワネットが処刑されたのは10月16日。

パリの秋は日本の秋より気温が低い。

ロザリーが王妃様のためだけに作った特別なスープはあったかい……はずだ。

一世を風靡したあの歌の作者も、もしかしたら「ベルサイユのばら」のファンなのかもしれない。

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